こんにちは。キャリアコーチングに70万支払って大失敗した中崎です。
(詳しい話はまた後日。)
さて今日は「転職しようか迷っている人」に向けて質問を。
意外とアナタに必要なのは「転職」ではなく「興味を持ってくれる人」かもしれません。それではどうぞ。
◾️①「今の組織に居たい理由」はありますか?
マズローの欲求階層説 は有名ですね。
- ①まずは生存。(最低限の食べ物、水、空気や睡眠、テントなど。)
- ②次に自室の快適具合。(治安や治安、丈夫な住居。)
- ③続いて村での集団生活。(友情、愛情、所属先。)
- ④そしたら地位や名誉の獲得。(評価、勲章、尊敬される。)
- ⑤此処まで来たら、遂に『やりたいこと』を探そうぜ。(人生の意味。)
人によって程度は変わってくる内容ですが、とはいえ「自分が何に不満を抱いているのか」(満ちていないか)を知るには良い機会かと思います。
実際、私は①と②は最優先で欲しい癖に、③④⑤についてはむしろ相手に贈る方が好きですし。
場合によっては「⑤やりたいこと」さえ叶うなら、「俺は泥水を啜ってでもエンタメに命を捧げるぜ!」なんてバケモノも世の中には居るでしょう。
正直、転職で難しいのは「③④⑤に不満があるから、居場所を変えたい。」と願うのに、失敗したら「①②の最低限のサバイバルさえ不可能になる。」という恐れを孕むこと。
なので私としては「だったらまずは副業なりで、最低限の生活費①②を賄えれば"望みの環境"に幾らでも引越しのガチャを引けるくないかい?」と思うのですが…
まぁいうても「この環境では、絶対幸せになれない。」と絶望しないと中々人生を変えようとはならないですね。
という訳で、今回は「今の所属先、本当にアナタの好みです?」という角度でチェックを入れますよ。
◾️②『良いチーム』には12の指標があります。
これまた有名どころの、アメリカの調査会社『GALLUP』社の「従業員エンゲージメント」を図る12の質問を見てみましょうか。
Q01.私は仕事の上で、自分が何を期待されているかがわかっている。
Q02.私は自分がきちんと仕事をするために必要なリソースや設備を持っている。
Q03.私は仕事をする上で、自分の最も得意なことをする機会が毎日ある。
Q04.この1週間で、良い仕事をしていることを褒められたり、認められたりした。
Q05.上司あるいは職場の誰かが、自分を一人の人間として気遣ってくれていると感じる。
Q06.仕事上で、自分の成長を後押ししてくれる人がいる。
Q07.仕事上で、自分の意見が取り入れられているように思われる。
Q08.会社が掲げているミッションや目的は、自分の仕事が重要なものであると感じさせてくれる。
Q09.私の同僚は、質の高い仕事をするよう真剣に取り組んでいる。
Q10.仕事上で最高の友人と呼べる人がいる。
Q11.この半年の間に、職場の誰かが私の仕事の成長度合について話してくれたことがある。
Q12.私はこの1年の間に、仕事上で学び、成長する機会を持った。
↓ついでに己の才能を知るなら、こちらの「新品」の書籍をどうぞ。
…どうです?
ちょっとまだピンと来ていないなら、試しに私の所感をまとめてみましょうか。
Q01.私は仕事の上で、自分が何を期待されているかがわかっている。
→△。「ミスのない仕事」「言われた通りの文言をコピペする事」「とりあえず欠勤しないこと」
Q02.私は自分がきちんと仕事をするために必要なリソースや設備を持っている。
→△。「何故か機器の不具合が多い」「メモ帳やデータを残す事が出来ない」
Q03.私は仕事をする上で、自分の最も得意なことをする機会が毎日ある。
→×。「本来は育成、改善、メンタルケアが大得意。」「コミュニケーションが禁じられているのでどうにもならない」
Q04.この1週間で、良い仕事をしていることを褒められたり、認められたりした。
→×。「何がダメだったか」「どんなミスがあったか」の話のみ。過去2ヶ月の努力は無になった。
Q05.上司あるいは職場の誰かが、自分を一人の人間として気遣ってくれていると感じる。
→×。「以前は気遣ってれた人がいたが、部署異動でいなくなった。」
Q06.仕事上で、自分の成長を後押ししてくれる人がいる。
→×。「アウトプットへの正誤判定のシステムはあるが、それだけ。」
Q07.仕事上で、自分の意見が取り入れられているように思われる。
→×。「いくつか提案したが、ダメだった。」
Q08.会社が掲げているミッションや目的は、自分の仕事が重要なものであると感じさせてくれる。
→△。「会社に言われずとも重要なミッションだが、会社がその重要性を真に理解しているかは微妙…」
Q09.私の同僚は、質の高い仕事をするよう真剣に取り組んでいる。
→△。「ごく一部の人は成長しているし貢献している。だが、大半は自分のことで手一杯。」
Q10.仕事上で最高の友人と呼べる人がいる。
→×。「彼らへのフォローはできても、彼らが自分の憤りを理解出来るかは別問題。」
Q11.この半年の間に、職場の誰かが私の仕事の成長度合について話してくれたことがある。
→△。「あるにはあるが、研修期間の指導者がしたっきり。特に成長は実感できない。」
Q12.私はこの1年の間に、仕事上で学び、成長する機会を持った。
→○。「なんせ転職して数ヶ月なので。但し、これ以上の成長と学びは見込めない。」
うん。
我ながら、こりゃなるほど『転職』『副業』に前向きになりますね。
どうやら「在籍していれば生活環境が保障される」ことはあっても、「在籍中は生きている意味を感じる事はなさそう」と改めて実感出来るチームです。
正直、あわよくば「職場で活躍すれば、12の条件を自分から実践することで最高の職場環境を作れるかもしれない…!!」と欲を出して転職はしてみたものの、どうも思いの外「(業務上の理由で)周囲とコミュニケーションを禁じられている」という条件がネックになりました。
こちらとしては「学びをどんどんシェアする」「失敗も成功もどんどん共有」なんなら「職場に通うのが楽しくてたまらない!」なんて思ってもらえる環境を作ることに非常に強い興味があった。
そして業務内容的にも「自分の得意を活かせる内容」だったので普段の仕事にストレスはないので「イケる」と当初は思ってました。
が、実際に試した感じ…
やはり「既存のチームを自分の好みに変える」のほぼはほぼ無理で、やるなら「人員採用から、自力で選択して自分好みのチームを作らないと最高のチームは作れない」と実感してます。
いやぁ。てっきり「才能開発さえ出来れば、チーム全体のポテンシャルも上がるだろ!」と考えたのですが甘かった。
これはおとなしく、転職ないし副業で仕切り直しでございます。
ところで。
◾️③では、「アナタ」の理想は何でした?
まず大前提、おそらく上記の12の条件を満たしたチームへ転職するのは流石に"幸運"か"コネクション"のどちらかが必要と思われます。
そして困ったことに、上記の12の条件を満たすと「ほぼ誰も退職しないので、そもそも新規で人を採用する理由が全くない」のが難しい。
(あるとすれば、「新拠点開発」か「新部門の設立」といった『業務の拡大』が必要になった時。)
なので、おすすめとしては「良い職場を求める」前に、一度「オンラインのコミュニティ」とか「近所のサークル」みたいな「フワッと入れて、特有の文化を味見できる場所」へ加入してみるのが良いのかも。
よくも悪くも、「職場」ってやっぱり「職場に利益をもたらす事」を対価としてお給料を頂く契約なので。
どうしても「お金も地位も名誉も自己実現も社会保険も何もかも」を一社だけで満たすのはほぼ無理す。
そう考えると、まずは「今後どれだけ会社が変わろうが、自分は〇〇を満たすコミュニティにいるから人生の楽しさは確保しているので無敵です。」と安心できる居場所は別途外注しても良いのかもしれません。
そして、ちゃんと「所属の欲求」を満たした上で、なお「承認欲求」「自己実現欲求」へ進もうとするならば…
その時は、初めて高額な「キャリアコーチング」。
ないし、相談だけでも転職エージェントさんにお話を聞くのも良いはずです。
私は試して初めて「この人に全てを話しても意味がない。」と後悔して棒に振っちゃいましたが、あれも今思えば「初回相談で契約を決めた人」と「実際にコーチングを提供する人」が"全くの別人であった"のが大失敗の原因でしたね…
70万円払って、研修明けデビュー講師さんの練習役をさせられた感じです。
流石に自分が大失敗したキャリアコーチングは貼りませんが、「そもそもどんなサービスを提供しているんだっけ?」と気になる方はこれらのHPを見ると参考になるかもしれません。
もしかしたら、本当は「最高のコミュニティ」の人数よりも「興味関心を向けてくれるパートナー」が1人いればそれで満たされる事もある。
まずはどうか、「自分を見てくれる人」がいれば自分の幸福が満たされるのかを試してください。
◾️まとめ。
意外と「相談出来る人」がいればなんとかなります。
酒場とかカフェとか、スナックなど…
個人的には、こういう『音声コミュニケーション』が可能なだけで大分モヤモヤが解決するのでおすすめですが。
良ければ、お話し位はお聞きするので気楽にどうぞ。
それではまた、頑張りましょう。