
おはようございます。友人を誘った結果「もはや中崎の方がTRPG仲間として巻き込まれてないか?」と情熱を浴びている最近です。
▼今の所stand.fmで音声セッションを実験中。(非公開)
https://stand.fm/channels/5eed41ab9c38bc03262bcf1b
さて今日は『この参加者なら、こういう動機にすれば参加しやすいかな?』と想定したHO(個別の秘密)を開示です。
初心者が演じやすいように『各々の分身』をプレイキャラに翻訳して頂きました。
ネタバレ含むので今日はひっそり隠し。よろしくお願いします。
※GMは友人。元になったシナリオはこちらです。
https://youtu.be/BoIjXJ4abVs?si=hVyz8KGTSsvfQvNz
目次[表示]
A:『中崎雄心』の場合。

あ、前提としてこのプレイヤーシートは友人作で、どうやら自分の『生年月日』やらをベースに「もしもこの人をTRPGのステータスに落とし込むとしたら」という想定であれこれ思考錯誤してくれたそうな。
占いや数秘、ヒューマンデザインやらいろんな要素がある模様…!
そして『どう立ち振る舞うか』は当人が決めて良いとの事だったので存分に楽しませてもらえたのでそこはヨシ。
んで、あえてここに『今回のセッションのキャラクターの任務』を『数秘術』『ストレングスファインダー』を参考に設定すると…
職業:『ベテラン刑事』
個別ミッション:『友人の護衛を完遂せよ』導入:貴方は旧き友人に請われて「曰く付きの中古屋敷」の探索に同行する事になりました。幸い非番ではあるものの、どうにもこの屋敷にまつわる噂は貴方の部署でもそれなりに奇妙な噂として認識されているようです。
今回の貴方のミッションは『友人を無事に帰還させる事』であって、必ずしも『屋敷の謎を解くこと』ではありません。
むしろ何か『公的に警察が踏み込んで良い理由』を確保出来れば、いっそ早々にこの探索を打ち切って友人を元の日常に戻してやれるかも。
例え恨まれ嫌われても貴方にとっては『一般人を“こちらの"事件性に巻き込んではいけない』という信念が存在します。
実際にどんな方法で皆を守るかは貴方次第。
ご武運を!
…とまぁ、こんな感じの導入ですね。
コレは動機の数秘『S6』や、思考の癖『責任感』『親密性』を重視。
対して、役割の数秘『D55』や好奇心『学習欲』はあくまでサブに。
生じやすい葛藤『依頼をこなす』『仲間を守る』『好奇心とその場のノリでなんとかする』辺りで良い感じに迷いが生じれば、という意向です。
なお、周囲との対立ポイントは『事件の解決そのものは重要ではない』という点です。
結果的に『黒幕を何とかしないと、肝心の友人が守れない』という事実を獲得出来るか…が展開の分かれ目ですね。
で、他に想定してたのは『探偵』『巫女』『小説家(の担当になった編集)』の3人でした。
コレらをザックリまとめると…
B:『探偵』の場合。

職業:『駆け出しの探偵』
今回のミッション:『あぶれた"モノ"を仲間に引き込め!』導入:貴方はお節介な性格で、ついつい友人の頼みを『面白そうだし、メシ奢ってくれるなら全然良いぜ!』と引き受けました。
今回の任務は『古びた屋敷の探索の同行』と聞いてますので、(多分)事件性はないかもですが…追加のお礼として『特に必要のない備品』であれば貴方の探偵事務所に持ち帰ってもイイようです。
(探偵事務所の雰囲気が良くなりそうですネ。)まぁ尤も、そうして気軽に飛び込んでは何やかんやで事件に巻き込まれるのが貴方がついに探偵業を始めた理由ではありますが。
最優先事項は(発生したなら)『事件の解決』。
次点で『事務所に加えた方が良いモノ』を探すこと。聞けば、今回慌てて見知らぬ人も何人か呼んでしまって心細い、との事で。
ま、流石に友人をぼっちのままで寂しい思いをさせる訳にもいきません。
噂の備品に仄かに期待をしつつ、どうにか例の屋敷に集うのでした。
コレは『事件発生前』と『事件発生後』で動機が大きく変わるため。
ぶっちゃけ『この問題を解決せねば!』と感じた時には本質『L13』や『戦略性』『回復志向』が起動するのでガンガン戦闘モードで良いのです。
ただ恐らく、「非日常でこそ居場所があったもの」が今度は「平穏無事になったから、世界からあぶれてしまった異物に化ける」という事にこの方は納得いかない。(心『S22』、『包含』)
という訳で『世界を救う』と『戦利品の獲得(異物)』を両立させるのがこの方の"継続可能なボランティア“を成立させる方法かな、と。
まぁ『招いた結果碌でもない事になる』も経験として大事かもしれませんがねー。
C:『小説家』の編集さんの場合。

職業:『売れっ子の怪奇小説執筆家に配属された新米編集者』
今回のミッション:『先生の創作アイデアに繋がるグッズを“5つ“は持ち帰れ!』導入:厄介な先生の元に配属されました。
唐突に奇妙な屋敷を買った、先生曰く。
「僕はね。実のところ“幽霊が実在するか否か"なんてどうでもいいのサ。重要なのは『そこらの民間伝承/怪奇談とかよか“〇〇先生の小説の方がやっぱ遥かにおもしれレェ!!』って世間に叩きつけてやりたいだけでね。なんで今回みたいな「如何にもな曰く付きの物件」に更に住み込んだらさ…そりゃもう、後はじっと暮らしてるだけでますますリアリティ溢れる創作が作れるだろうさ、ってのはまぁ道理だろう?ただボクねー。やっぱ「不審者」とか「浮浪者」にまででくわすつもりは全くなくてね。それにホラ、やっぱ下手に体を動かしてボクの大事な体に怪我でもしたら先生方も嫌じゃない?という訳でほら、確か君の知り合いに刑事とか探偵とか、なんか便利な…おっと、そう“頼りになる友人"がいるんだろう?なぁに、何もなければせめて『それっぽいアイテム』を持ってきてくれたらしばらく創作が捗るからさ。とりあえず今の原稿が仕上がる頃には引っ越したいのよ。悪いけど先に下見、よろしくね〜」とのことでした。(理不尽ですね!)
まぁでも困った事にこの先生の創作は面白い。
それに機嫌を損ねたり怪我して執筆が遅れるのはもっとイヤ。
そういう訳で貴方はなけなしの勇気を振り絞って苦手な“怖い場所"に友人と踏み込む訳でした…プレイヤー特典:
①小説家より『何でも入るリュックサック』と『ロープ』が貴方に渡されます。
何故か本当に『何でも入る』ので、他のプレイヤーから怪しまれない限りは『何でも』入れて良いこととします。
(気付かれたらその時に考えましょう。)
②先生の知り合いとして『神社で働いている巫女さん』を呼びつける事もできます。一応複数人呼びつける事も出来ますが、まぁ悪くても最低1人は貴方と同行してくれるでしょう。なお、実際にどんな事が出来るのかは未知数です。優秀なのかポンコツなのか、はたまたタダのバイトさん。心細ければ、気休めに呼んでおくことをお勧めします。
はい。コレは『集めたがり』と『すごい作品』が肝心ですね。
ピュアさを象徴する心『S11』や役割『D3』を起点に、『共感性』と『収集心』を活かして“インスピレーションが沸く何か“を積極的に拾って頂きます。
ポイントになるのは『集めるアイテムが他プレイヤーと競合しやすい』のと『うっかりバッグの異様さに気が付かないか』でしょうか。
後述しますが、後者の巫女さんは『怪異退治の専門家』でもあります。
刑事や探偵も大概訝しみますが、特に巫女さんに見つかると大変面倒な事件が起きます。
バッグの出所が「小説家」だと分かれば「またアイツか!」と巫女さんは納得しますが、下手すると「事件の黒幕扱い」されてとばっちり。
『理不尽に巻き込まれてる無害な一般人』を全う出来ると大変良いですね。
D:『巫女のアルバイト』の場合。

職業:『巫女さんのアルバイト』
今回のミッション:『幽霊屋敷を“普通“になるまで無力化しよう!』導入:貴方は表向き『気まぐれで勤務するアルバイトさん』として近くの神社に勤めています。今回は(腐れ縁である)小説家にお駄賃を渡されたのでイヤイヤ今回の募集に従っているので、特にそつなくお使いを終わらせられると良いなぁ、位に考えています。
但し、貴方の隠された職業は『知る人ぞ知る凄腕退魔師』です。
何もなければ「そこそこのお駄賃」と「まぁまぁの冒険」位で済むと良いですが…
まぁ「『自分に声が掛かる』って事はきっとまた碌でもない案件の後始末にこき使う気だろうなぁ…」と薄々勘付いていても構いません。
(その時は是非とも追加の実費をねだりましょう!)とはいえ『迂闊に正体をばらす』と、今度は本気を出した怪異が貴方を何とか撤退させる為に全力で難易度を上げるでしょうね。
(下手すると同行していた一般人が危険に晒されます。)なるべく隠密に解決できればそれでよし。
しかしいよいよとなれば『真名を開放する』と宣言する事で2枚目のキャラクターシートの能力で活動を開始しても構いません。
クレバーに行くかド派手に行くかは貴方次第。
怪異の真相を解決し、怪しい要因を片っ端から屈服させる事に致しましょう!
という訳で『秘匿』『猜疑』『深淵の叡智』を担う『16』の属性強めです。
いざとなれば人目を集める才『B11』も盛り込んで「都度都度ベストなアイデア」をシーンに合わせて思いついていただきたい。
なお、期待する役目は『それっておかしくねぇ?』とチームを妨害する疎外感。
何も知らない他プレイヤーと(適度に)ギスリつつ、しかし実はこの人のムーブは「実は全て俺たちを案じてだったのか…!」(ピンチで初めてわかる)を実体験でみんなと共有してほしいな、と。
「知ってて言わない人」の実演をするなら1番適任。
実は日々日々、こういう方のお陰で日常は守られているのでした、と。
まとめ。
▶︎こうして『行動原理』を体験できるとオモロくない?
事件が起きてから誤解を解くより、先に相互理解を遊んでから事件に挑む。
AIの発展でますます『誰と組むか』が重要なので、こうして「どういうムーブをしちゃうのか」を楽しむのが楽しみですねー。
※実は『個別エンド』を入れる事に拘りがあるかもしれない!